島村トータル・ケア・クリニック

 

内臓脂肪検査とは
 脂肪には、皮下脂肪内臓脂肪があり、文字の どおり皮下脂肪とは皮膚の下の脂肪であり、内臓脂肪とは腸や肝臓の周囲に付く脂肪です(写真参照)。
 従来、内臓脂肪の量を測定することは困難でしたが、CTスキャナ(写真参照)およびそのソフト が発達し、内臓脂肪の量を測定することが容易になりました。
 この内臓脂肪こそが、メタボリックシンドロームの元凶であり、動脈硬化を推進させます。
 早期発見、早期対策が一番重要で、いま内臓脂肪検査が注目されています。、
 なお、内臓脂肪検査そのものは、保険対象外の自費で、3,150円になります。

CTスキャナ

全体脂肪面積=219.1Cu
内臓脂肪面積=115.0Cu

・全体脂肪面積に比し、内臓脂肪面積が多いことがわかる。

 

全体脂肪面積=205.7Cu
内臓脂肪面積= 60.9Cu

・全体脂肪面積に比し、内臓脂肪面積が少ないことがわかる。

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群、生活習慣病)とは

 内臓肥満 + 軽度の高血糖高血圧高脂血症」(内2つ以上

 上記方程式が成立する人が、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)と診断されます。
 メタボリックシドロームと診断されると、次のような進行になる危険性が極めて大です。

 メタボリックシドローム → 動脈硬化 → 心臓病脳卒中糖尿病

メタボリックシドロームの基準値

検査による基準は、次のように診断されています。

内臓脂肪

1.腹囲(ウエスト): 男 85cm以上 女 90cm以上 これは正確ではないが内臓脂肪型肥満と診断する。
または
2.内臓脂肪検査により、男女とも内臓脂肪面積が100 Cu以上を内臓脂肪型肥満と診断する(後記写真参考)。

高血糖 空腹時血糖値 110r/dL以上

内2つ以上に該当

高血圧 1.最高血圧 130oHg以上
または
2.最低血圧  85oHg以上
高脂血症

1.トリグリセリド値(中性脂肪) 150r/dL以上
または
2.HDLコレステロール値 40r/dL未満

上  記                                                                                                       
 「内臓肥満」
 + 「高血糖高血圧高脂血症」(内2つ以上 メタボリックシンドローム

メタボリックシドロームの治療法
 メタボリックシドロームの治療法すなわち内臓脂肪を減らすには、大きく食事療法運動療法があります。逆に内臓脂肪が増える原因は、過食運動不足が上げられます(またこれらは、生活習慣と密接な関係があるため、生活習慣病とも呼ばれています)。
 なお内臓脂肪は、皮下脂肪に比べ付きやすく落ちやすい性質がありますが、医師の指導と本人の努力が必要です。
1.食事療法
 当院に隣接して穀物菜館があり、そこで健康的な食事を出しており、 そのメニューは大変参考になると思いますし、また同菜館では料理教室も行なって 皆様方の健康維持に努めております。
 重症の内臓肥満には、医師による食事制限指導、薬物投与もあります。
2.運動療法
 腹筋運動をやったことがありますか? 腹筋運動は運動としては良いことですが、これで内臓脂肪を減らすのは、容易なことではないでしょう。
 内臓脂肪を減らすには、有酸素運動が有効です。
 誰でも出来る簡単な有酸素運動として、歩くことが有効です。短時間の歩行でも、それなりの効果がありますが、万歩計を付けて一日1万歩の歩行が目標です。
 当院では、運動療法を常時開設しており、そこで有酸素運動も指導しています。
 40歳以上の成人男女の約半数は、メタボリックシドロームもしくはその予備軍と言われています。
  当院の内臓脂肪検査による診断および運動療法にもご参加下さい。